awakening&Green trees(追記)。
4月6日の早朝、電話のベルがなり
とびおきて電話にでて、荷物を詰め込み
新幹線にとびのりました
でも、父は待ってはくれずひとり旅立っていきました
前の日、院内で散歩ができるほど元気だったから
『豆ご飯のおにぎりをもって病院の庭の桜を見に行きたい』、と言っていた父
義母が用意した豆ご飯のおにぎりを食べることはありませんでした
一昨年の暑い夏の日、現代医学ををもってしてもなす術なし と宣告された父
それでも、親子で奇跡を信じ
そして前向きに最後の日まで闘い頑張った父
辛いからだであろうに東京の病院に最後の望みをかけて寒い1月、上京した父
無情な宣告に私はただ父を励ます事しか出来ませんでした
私が幼い頃、とてもとても厳しかった父
でも、孫にはとてもやさしかった父
父を送った日、流れていた曲は
偶然にも私の好きなシークレットガーデンのawakeningでした
そして、大阪は満開の桜
東京ではすでに散ったはずの桜が
悲しいまでに美しくそして強い風が吹く中、咲いていました
***5月24日追記***
週末、法要にて大阪に戻っていました。
1ヶ月前のあの日、桜で満開だった枝も
今は生命力あふれる力強い緑の葉っぱたちで
いっぱいでした。
桜が散っても
またその後からは
あふれんばかりの新緑が
あるのだということを教えてくれたのは
博多の友人でした。
懐かしい散歩道を楽しそうに力強く歩く怪獣。
私も見習わなければなりません。