夜遅くまでゆっくりと夕食を楽しんだ翌日、私は朝6時過ぎに起床。
怪獣と一緒にシャワーを浴びてすっきり。
何でこんなに早起きなのかというと、実はお世話になっているkenちゃんの家は
住居兼オフィスとなっていて、朝9時になると社員の方2人が出社してくる。
事務所として使っている部屋の奥にバスルームがあるのだけど、
ここは朝9時でkenちゃんが施錠してしまう。
で、kenちゃんは朝8時~9時(ちょっと前)まできっかりバスルームを
使うので、kenちゃんが入る時間までにすべてを済ませておく為なのであります。
9時半過ぎ、kenちゃんの会社の朝のミーティングを済ませ
昨日と同じく朝ごはんのためcafeへ。
今日も朝からぬけるような青さ!!!でも気温は結構低くて寒いのです。
kenちゃんがエンジンをかけている間に思わずパチリ!
今日はいつもkenちゃんが行くお気に入りのcafeに入ることができた。
kenちゃんが
『お!あんたなぁー(名前で呼んでよ・・・)、
これうまいんや!これ!
あと、これもこれもめーちゃめーちゃうまいで!(そんなに食べれんて・・・。)
』
『ハムがな、めーちゃめーちゃうまいんや!まぁーたべてみぃ!』
(kenちゃんほんまにおいしいわ、これ。)
パンの裏っかわにトマトがこすり付けられてるのわかります?
kenちゃんはミルクたっぷりの、カフェ・コン・レチェ。ただし、自分なりのこだわりがあるらしく
店員さんに何やらあーだこーだとコーヒーの入れ方を説明していた。
『ミルクたっぷり言うてんのにぜんぜんたっぷりはいってへんのや!だから言うとんのや!』と、
運ばれてきたカフェをみながらブツブツ言うkenちゃん。
『お!今日のはうまいやんけ!♪』と満足げだった。
それにしても昨日も別の店で食べたこのボカディーリョ
いろいろな具の種類があるけれど
とにかくこのスペインが誇るこのハム(ハモン)の入ったボカディーリョは
おいしくっておいしくって、何回も食べました。
細かく刻んだゆで卵入りのもおいしい♪
優雅な?朝の食事も済んだところでkenちゃんが
『あんたらなー(名前で呼んでって)、今日はなぁ、今から地下鉄の駅まで送ったるから
そこから地下鉄に乗ってサグラダ・ファミリア方面へ行き!』
『えっ?地下鉄乗んの?どうやって乗んの?切符の買い方とかわからへんで。』
『なにいうとんねん!切符なんて買い方はひとつやんけ!誰でも買うてるから大丈夫や!』
そうかな・・・、スペイン語表示はおろか英語もままならない私なのにな・・・・。(不安)
そんなこんなで地図で今日行こうとしている場所の説明をしてくれた後、
最寄の駅までkenちゃんは送ってくれ、
『ええか!夜8時に昨日のBunちゃんの店で待ち合わせやで!』といって、
いつものように車で猛スピードで去っていた・・・。
さー!こっからは泣いても笑っても怪獣と二人きり。
ここは私がしっかりせねば!
とまぁ、気合をいれ地下鉄に乗るために早速切符売り場へと降りていったものの、
予想通り、切符の買い方がわからない・・・。
事前にガイドブックなどで読んで知識を得ていればどうって事ないのだろうけど
この時点で地下鉄に乗るとは予想していなかったので、全くといっていいほど
知識がなかった・・・。(涙)
『Bitllet Senzill』というチケットのボタンを押せば1回乗車券=全線均一(1・25ユーロ)
を押せばよかったのは後で知ったこと・・・。
4種類ぐらい表示ボタンがあってちんぷんかんぷん
結局どうにもならいから、そばにいたやさしそうな初老のご夫婦に聞いてみた。
そして、どうにか私の聞いていることが通じたみたいで(っていうか身振り手振り・・・)
切符を買うことができ、地下鉄に乗ることができた。。。
降りるべき駅は
『プロベンサ』。
そこで降りて地図を頼りに(方向音痴の私にとってはかなりなこと)
まずは
Casa Milaへ行くということが目標
涙ぐましい努力の賜物です~(涙)
電車内はと~っても静か。(マナーがいいです♪)時間は朝11時ごろだったのですが
空いていて、怪獣と一緒に所在無げに座っていました。
無事プロベンサ駅に到着。
でも、どの階段からあがって地上に出ていいかさっぱりわからない。
またまた通りすがりのやさしそうな初老の男性に聞いてみたのですが
『私についてきなさい(たぶん)』とにっこり微笑んで
案内してくださいました。
後は地図を見たり、バルで働くお店の人に聞いたりと右往左往しながら
何とか近くまで来たのでした。(かなり迷いましたー)
『おかしいなぁーたしかグラシア通りにあるって書いてんねんけどなあ・・・。
(kenちゃん居ずともすでに関西弁)』
『ママー!なんでしゃべりかたがkenちゃんみたいなの?』
『えっ?ほんまやな、kenちゃんの話方うつったかいなぁ、
それより探してるとこ見つからへんねんけどどないしよう・・・。』
『ママー!さっきみたいに誰かに聞いてみたら?』
『そやね、そうするわ。』
とこんなやり取りを怪獣としながら、歩道の中ほどにある木の下のベンチに腰掛けている
ご婦人にガイドブックのカサ・ミラを指差して聞いてみた。
すると、、、。その後婦人はすぐ横の建物を指差してにっこり。
『あれ?なんや○○ちゃんここやったわ!ママ、やっぱりどないしようもない方向音痴や』
『もう~!ママ~しっかりしてよ。』
と怪獣呆れ顔・・・。^^;
へいへい、、、。ごめんよ怪獣。
そうだよな、、、あんな特徴のある外観なのになんで気づかないんだろ私・・・。
ま、気を取り直していざカサ・ミラへ!
入場券を買うのにならぶところを間違え、買うのにまた言葉がわからずひと騒動
やっとのことで中に入り、入ってすぐのホールみたいなところで上を見あげたら
建物の中から青い空・・・。
元気いっぱいの怪獣はエレベータで上らず階段で上る!というので
上まで階段で。屋上には昔、某洋酒メーカの洋酒のCMで詩人ランボーを題材に取り上げた
CMをやっていたのだけど、私は当時このCMとバックに流れる曲が大好きで
ず~っと心にやきついていた。
kenちゃんが
『カサ・ミラの屋上にいってみぃ、昔やってたランボーのCMあったろ?あの撮影
したところがその屋上やし。あんた、しってるか?そのCM』
と教えてくれたので、カサ・ミラには絶対に行きたいと思った。
その屋上は模型で見るとこんな感じ。
本当に来てよかった。。。昔好きだったCMのロケがここだったなんて・・・。(感動☆)
このあと、広い館内を時間をかけてゆっくり怪獣と回ります。
つづく